歯の健康 口呼吸について ~小児矯正の重要性~
学校歯科検診の季節ですが、お子様が学校からもらってきた健診結果の用紙の「歯並び・かみ合わせ」のところにチェックがついていないでしょうか?ここにチェックがついていたらかかりつけの歯科の先生に相談をしましょう。
最近は歯並びの悪いお子様が増えています。多くが顎の成長不足で歯の並ぶスペースが不足しているからです。軟らかいものばかり食べるから顎の成長が悪いと思われがちですが実は口呼吸の影響が大きいと考えられます。
口呼吸が駄目なら何が正しいの?ということになりますが、正しいのは鼻呼吸です。もっと原因を追究していくと舌が関係しているのですが、鼻呼吸をしている人は普段からしっかりとお口が閉じていて舌全体が上顎に接触しています。口呼吸のお子様はポカンと口が半開きになっていて舌も下の前歯の裏側に接触しています。
文字だけで説明するのが難しいので詳しい理論は割愛しますが舌全体が上顎に常に接触することで上顎の成長が促進されます。また前歯などはしっかりと口唇が閉鎖できていれば出っ歯にはなりませんがポカンと口唇が開いていると出っ歯になります。歯は良くも悪くも弱い持続的な力が加わると移動してしまいます。指吸や下唇を噛む癖、頬杖をつく癖、しゃべる時に舌を突き出す癖など日常頻繁に行われる習慣ひとつで歯並びは悪化します。お子様の顔は6歳の時には成人の8割ぐらいまで成長しています。中学生になったらほぼ成人の大きさになっています。
ネットで「アデノイド顔貌」を検索してみてください。アデノイド肥大により鼻呼吸ができず、口呼吸をしている人に現われる特徴的な顔つきです。この顔の変化は口呼吸が原因です。鼻疾患が無くとも口で呼吸をしているとやっぱりアデノイド顔貌になってしまいます。まだこれから顔が成長していく低学年のうちに口呼吸を含めた悪習癖を改善することによりお子様の顔が素敵に成長するかもしれません。中学生になって悪習癖を改善してももう顔の変化はあまり期待できません。歯並びが悪いということは口呼吸をしている可能性が大いにあるということなので早期発見早期対策が重要と私は考えています。
最後に簡単なテストで口呼吸かどうか見分ける方法をお知らせします。少量の水を口に含み唇をしっかりと「イー」の形にして水を飲みこんでみてください。水がこぼれずに飲み込めたらOK、飲めなかったらアウトです。
当院では矯正治療でお悩みの方へ無料矯正相談を行っています。ネット予約よりお気軽にご連絡ください。
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